一宮が4つ!
スーパーあずさで長野へ行きます。信濃国に一宮である諏訪大社は4つあって、ある書籍によるとそれはヤマト王朝の信仰と土着の信仰の対立の表れだといいます。4社の創立順序は上社前宮→上社本宮→下社春宮→下社秋宮だそうで、最初の上社前宮では縄文時代からの原始的な儀式などをしていたそうですが、ヤマト王朝からの調査のためにその儀式を隠すように前宮の前に本宮を造ったようです。そしてこの地方の特徴である御柱が4社の四隅に立っています。
【御祭紳】建御名方命(たけみなかたのみこと)、八坂刀売命(やさかとめのみこと)
【御由緒】起源等の詳しいことは分からないが、我が国最古の神社の1つであり、朝廷や幕府の信仰が厚く、全国一万余の諏訪神社の総本山。御祭紳は信濃国の国造りをした日本国土の守護神。
諏訪大社上社前宮
JR茅野駅から1時間弱歩いて上社前宮に辿り着きます。非常に原始的な造りの神社で、拝殿のみが建ち、その後ろが森、その横に川が流れるという特殊な造りです。
諏訪大社上社本宮
前宮から歩いて20分ほどで本宮があります。前宮に比べて立派な作りをしていますが、敷地に入って正面ではなく左側に拝殿があるという珍しい作りです。
諏訪大社下社春宮
JR茅野駅からJR下諏訪駅に移動。ここから30分強歩いて下社春宮へ。幣殿と拝殿が一緒になった幣拝殿という珍しい作りで、立派な彫刻が残っていました。下社は八坂刀売命を主祭紳とし、2月~7月までは春宮に鎮座、それ以外は秋宮に鎮座するそうです。
諏訪大社下社秋宮
春宮から30分程度歩きます。秋宮のすぐ手前に青塚という古墳があったので立ち寄りました。この秋宮の拝殿にも彫刻が施されていましたが、現在改装中のため見ることができず、神楽殿のようなところが臨時の拝殿になっていました。
旅を日記に(一宮編)
2009年から巡り始めた全国一の宮。行ったところを日記にまとめました。
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